WORKS
マンション修繕管理システムへのAI組み込み
どんなものか
マンションの修繕工事を管理する業務システムの画面に、AIチャットを組み込みました。担当者が画面の右下からAIに質問すると、AIが自分で調べて答えます。
AIが答えること
- システムの仕様や画面の使い方:AIがシステムのソースコードを読んで説明します。仕様書を別に整えなくても、実際の動きどおりに答えられます
- 工事台帳や見積書の中身:業務データベースを調べて答えます。今開いている画面の対象を自動で読み取るので、「この見積の明細は?」のように番号を言わずに聞けます。件数が多いときは CSV で書き出します
- 社内のルールや工事の進め方:お客さまの通達や施工要領書を取り込んで、検索できるようにしました。回答には出典(文書番号・版・章)を添え、資料に無いことは推測で補わず、担当部署への確認を促します
本体を止めずに足す作り
AIは業務システム本体とは別のサーバーで動かしています。本体側の変更は、画面に読み込みの1行を足すことが基本です。AI側に何かあっても、本体の業務は止まりません。
安全のための作り
- AIができるのは読むことだけです。ファイルの書き換えやデータの更新はできないよう、AIへの指示だけでなく、仕組みの側で止めています
- データベースへの問い合わせは実行前に検査し、接続も読み取り専用の利用者で行います
- 社内の決められた場所からしか使えないよう、接続元を制限しています
- AIの処理はお客さまと同じクラウド環境の中で行い、外部のAIサービスに直接データを送る作りにはしていません
- 公開前に、サーバーへの不正なリクエストを試す検査を行いました
使われ方を見える化
管理画面で、質問の数、AIの回答に「解決した」が押された数、かかった費用を日ごとに見られるようにしています。
担当範囲・期間
設計から開発、サーバーの構築、運用まで担当しています。2026年から本番で動いています。